感染の規模
■感染の規模
感染は、感染者の人数によって呼び方が変わります。
「感染」とは、一人の感染者から他人へ移ることです。
つまり、最小単位の増殖です。
感染者が、すでに複数人いる時には「伝染」になります。
社会の中で広く感染してしまった場合には「流行」といいます。
たとえば、いわゆる風邪は、ウイルスの仕業ではあるものの、体力や条件によって感染は防げるものです。
ですから、隣人の風邪が移ってしまったときには、運悪く「感染」してしまったといえます。
インフルエンザの場合、ウイルスが強いため、防御だけではどうしようもない場合があります。
たとえば、学校のクラスの中で5人もインフルエンザウイルスをまき散らしている人がいれば、どんなに手洗いうがいをまめにしても、感染する危険度は高まります。
これは「伝染」ですね。
「流行」ともなると、もはや感染源を特定することさえ難しいので、感染してしまった時の「対処」を考えておいたほうがよいということになります。
今年の「新型インフルエンザ」騒動で、よく耳にした言葉に「パンデミック(pandemic)」があります。
日本語で言うと、「汎発性流行」です。
大規模な流行のことで、多国間にまたがって広範囲で広がっていきます。
新型インフルエンザも、発生源はメキシコですが、旅行者などを介して、あっという間に世界中に広がりました。
「新型」という未知のウイルスに対する恐怖感が強くて、報道が凄かったですよね。
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感染 … 一人(一個体)の宿主が対象
伝染 … 二個体)の宿主の片方からもう片方への感染
地方性流行(エンデミック) …
一定の地域に一定の罹患者がいる状態。
または、特定の季節に、周期的に繰り返される状態。
予測可能で、他の地域に広がらない。
流行(エピデミック) …
社会的に伝染が広まっている状態。
地方性流行(エンデミック)は、感染範囲が予想できるが、想定外に広がったときに「流行」とされる。
汎発性流行(パンデミック) …
流行のうち、多国間にまたがって広範囲で起きるもの。
アウトブレイク …
いままでには流行していなかった地域、感染者がいるものの、流行とまではいかない頻度で伝染していたものが、急激に広がったもの。
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