免疫
■免疫
生物には、「生体防御機構」があります。
これは意識下で行うことではなく、生きていくために必要な最低限の自己防衛システムです。
そのひとつに、体内に入ってきた異物を排除しようとする能力があります。
これを、「免疫」といいます。
簡単に説明すると、
無菌の体に病原体に感染すると「病気」になりますが、
その症状さえ克服してしまえば、ふつうに生活することができます。
病気的には、症状が治まれば完治というわけです。
しかし、体が「無菌」の状態に戻ることはありません。
つまり、体内で病原体と共存することを許可したわけです。
これで、次に同じ菌がやってきたときに、もうすでに体内には病原体がいて、友好的に暮しているわけですから、改めて発病することはありません。
このシステムが「免疫」です。
別の言い方をすると、病気にかかることで「抵抗力がつく」とも言えます。
免疫がつくと、同じ病気に2度かかることはありません。
しかし、免疫システムは、すべての病原体に有効なわけではありません。
一度かかれば、一生免疫がつくものもあれば、何度も発症してしまう病気もあります。
「免疫力」も「抵抗力」も同じ意味で使われます。
生活や食事のなかで、鍛えることも可能です。
いわゆる「健康」という状態です。
免疫力を高めるための情報は、世間にあふれています。
「健康オタク」「健康ブーム」として、時々盛り上がりをみせますが、長寿時代の中で、どれだけ健康のまま年を重ねていくかということは、「関心」というよりも「常識」になりつつあります。
あえて、病原体を体内に入れることで、免疫をつけさせる予防方法が「ワクチン」です。
たとえば、幼児期にワクチン接種が義務つけられている「百日せき」「ジフテリア」「破傷風」「ポリオ」「日本脳炎」などは、危険度が高いながら、ワクチン接種で発病も流行も抑えることが可能です。
任意接種となっている「おたふくかぜ」や「みずぼうそう」などは、幼児期のうちに感染してしまえば、症状も軽く一生の免疫もつくのですが、大人になってから感染すると重症化するので、やはりワクチン接種が勧められています。
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